身体測定室で、何かの測定器の周りに人が集まっていた。見たところ体重計のようだったが、実はそれは潜在する超能力をはかる装置だった。検査官が、この部屋にいるものは全員その測定をしなければならないと言う。私達はそれを現実離れしたものと考えたが、背中を押されて結局私から測定することになった。するとメーターの針は思いがけず大きく触れ、高い数値を表した。他の人々も同様に能力数値が高いことが確認された。半信半疑なわたし達は互いの顔を見合わせてクスクス笑いながらも、同時にどこかわくわくとするのだった。 (7/14/03)